球速アップのための身体づくり①〜投球の要素〜

野球ノート

 

今回のテーマは球速アップ!

 

今回から数回に分けて球速アップのために少し勉強していこう!

いいから早く教えてよ。

まあ、そう言わずに。

なんでを知っておくと効率が上がるからさ。

そっか、じゃあちゃんと勉強するか。

よし、早速始めよう。

 

投球動作の基本

投球動作に関する研究や報告はたくさんあります。
詳しく書こうと思えば何万文字にもなってしまうので簡潔にまとめていきましょう!
投球の4つの要素
① 強い並進運動
② 肩と腰の捻れ
③ ステップ脚の伸展
④ 腹筋による加速

① 強い並進運動

強く、速いボールを投げるには推進力が大切です。
推進力の大きさはボールのスピードに直結します。
大きな推進力は軸脚によって生み出されます。
軸脚の股関節、膝関節、足関節が一気に伸びること(=トリプルエクステンション)によって大きな推進力を得ることができます。

② 肩と腰の捻れ

投球動作では並進運動の後に回旋運動が起こります。この時に大切なのが”捻れ”
ステップ足が地面に接地した時に腰がまわっているけれど肩はまわっていない、体幹が捻れている状態でいることが重要です。
捻れによってボールが加速していくので球速アップには大きなねじれが必要になってきます。
大きなねじれを作るには体幹がよく動くことが必要です。
特に「胸郭の可動性」が必要不可欠となります。

③ ステップ脚の伸展

わかりにくいですがここでは左脚がブレーキとなるために伸展していっています。
↓投げ終わりを見るとわかりやすいかと思います。
綺麗に左脚が伸びていますね。
ここでは①、②で生み出したエネルギーをボールに効率よく伝えるために下半身のブレーキが重要になります。
下半身(=台車)が止まることで上半身(荷物)は慣性の法則に従って投げ出されるように加速します。
ブレーキに加えて脚を伸展していくことで地面からの反力で上半身をさらに加速させているのです。

④ 腹筋による加速

最後は腹筋による加速です。
ここでは③の地面反力と②の捻転差にエネルギーを一気にボールへと伝えていきます。
この時引き伸ばされた腹筋が一気に収縮していくため強い腹筋が必要となります。

いかがだったでしょうか?

投球フォームを大きく4つの要素に分けて解説してみました。

見本は僕なので参考にするにはちょっと…ですが、皆さんの理解の助けになっていれば幸いです。

次回以降もっと詳しく解説していきます!

では、また!

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