球速アップのための身体づくり②〜球速アップの土台〜

野球ノート

 

今回のテーマは球速アップ!

 

今回も球速アップをテーマにやっていくよ!

前回の記事はここから!

結論から言うと身体能力を上げれば球速は上がるよ!

じゃあ、走り込みとか筋トレ?

さて、どうでしょう?

今回はピッチングメカニクスから「球速アップに必要な能力」について考えていこう!!

 

球速アップにつながる3つの能力

球速アップのために投げ込み!走り込み!筋トレ!だと前時代的な指導者と一緒になってしまうのでピッチングメカニクスを元に考えていきましょう。
球速アップにつながる能力は大きく3つに分けることができます。
1. パワー
球速アップのための動力源。力強さの源。
2. 可動性
適切に関節が動くか。単なる柔らかさではなく動きやすさのこと。
3. 連動性
それぞれの筋や関節の力を一つに集約して使えるかどうか。
ここからは3つの能力について深掘りしていきます!
※今回はパワーがメインです。
可動性と連動性についてはこちらから

パワー 〜球速アップの土台〜

パワー = 力 × 速さ
投球動作はとても速い動作です。動き始めから投げ終わりまでわずか数秒で終了してしまいます。
そのため単に大きな力を出せることよりも短い時間でどれだけ大きな力を出せるかが重要になります。
トレーニングの際には速さや鋭い力の立ち上がりを意識することで球速アップに繋がりやすくなります。

・下半身トレーニング

投球動作における下半身の役割は「身体全体を推進させる」ことと「身体を急激にストップさせる」ことの二つです。
推進(前進)させる動きにはトリプルエクステンションが不可欠となります。
このトリプルエクステンションはダッシュやジャンプ動作にもみられるためダッシュやジャンプ系のメニューをトレーニングとして実施することも有用です。
ex)
ウエイトトレーニング
 スクワット、デッドリフト、クイックリフト(クリーン、ハイプル、スナッチ)
ジャンプ系トレーニング
 ボックスジャンプ、バウンディング、連続立ち幅跳び
ダッシュトレーニング
 10〜30mダッシュ
筋肉の量が大きほど発揮される力も大きくなるため、まずは筋肉をつけましょう。
その後より短い時間で筋力発揮ができるようにクイックリフトやジャンプ系トレーニングを実施して力の立ち上がりを鋭くしていきましょう!
「ウエイトトレーニングは必要ない。意味がないからやるな。」と言う人もいますが、そんなことはありません。確かにウエイトトレーニングまでで終わりにしてしまうと、筋力は上がりますが、力の立ち上がりを速くするトレーニングをしていないので球速アップには繋がりにくいです。ウエイトトレーニングが意味ないのではなくしっかりと学んでトレーニングをしなかったから結果に繋がらなかったと言うのが上記の発言の原因なのかなと思います。

・上半身トレーニング

上半身のトレーニングで重要なのは可動性を失わないようにすることです。
上半身は投球動作の中で 伸ばされる→縮む ので筋力をつけても伸びない筋肉になってしまうと意味がありません。
投球動作のエキセントリック(伸ばされる)な動きに耐え、力強く収縮してボールを加速させられるようトレーニングしていくことが重要になります。
ex)
ウエイトトレーニング
 デッドリフト、ロウ系トレーニング、▲ベンチプレス
自重トレーニング
 ◎プッシュアップ、ロシアンツイスト、アブローラー
メディシンボールトレーニング
 オーバーヘッドスロー、後方ス投げ、横投げ

以上で今回は終了!

今回紹介したトレーニングは後々やり方も含めて詳しく紹介したいと思います。

上手く活用してみてください。

では、また!

可動性と連動性については次の記事へ!!

球速アップのための身体づくり③〜安全に球速アップする〜

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