今回のテーマは球速。

気になる人が多いテーマですよね。
今回は簡単な投球動作の解説と球速を上げる要素の紹介をします。
投球=並進運動+回旋運動
投球動作をシンプルに説明すると上のような式になります。

投球動作の目的はボールに力を伝えることです。
このために地面から反力をもらったり、全身をうまく連動させたりしています。
球速を決定する要素
球速を決定する要素は3つあります。
身体能力 メカニクス 体重
要素を一つ一つ詳しく見れば大量に出てきますが、最もシンプルにするとこの3つの要素でしょう。
詳しく細かく知ることも必要ですが初回の今日はざっくりと紹介します。
身体能力:発揮される筋力やスピード、パワーなどの能力が優れているかどうか。
メカニクス:投球フォームや体の使い方のことです。
体重:筋肉の量も含め重さが球速に関与します。
3選手の比較
ここで、 3人の選手の比較をしてみようと思います。
- 大谷翔平 (193cm95kg) 165km/h=身体能力高×メカニクス高×体重重
- 室伏広治 (188cm100kg) 131km/h=身体能力高×メカニクス低×体重重
- 中学生A (160cm48kg) 115km/h=身体能力低×メカニクス中×体重軽

室伏さんヤベェな。
大谷選手は165km/hの速球を投げることができますが、身体能力もメカニクスも一流で体格にも恵まれています。高い身体能力と高度なメカニクス、そして体重が合わさって160km/hオーバーの剛速球が放たれているのです。
一方で、野球経験がないながらも131km/hの速球を投げた室伏広治さん。この人は身体能力はバケモノ級、体格も最高レベルですが野球経験がなくハンマー投げと野球とでは競技特性が違っているためメカニクスは良いとは言えません。
そして最後に一般的な中学生投手のA君。身体能力はまだまだ発展途上。体重も軽く筋肉がつくのもこれからですね。メカニクスについては中程度で115km/hのボールを投げます。
と、まぁこんな感じで身体能力、メカニクス、体重が球速に影響しているってことがなんとなくわかるかと思います。
球速アップのために
球速upを目指すには身体能力、メカニクス、体重をそれぞれ上げていく必要があります。
より効率的に球速を上げるのであれば、今の自分の現状はどんなかを理解して身体能力、メカニクス、体重のどれを重点的に伸ばしていくのかを考えていくと良いでしょう。

僕は体重と筋力はあるから投げ方教えて!!

それはまた今度にしようね。

え〜。

近々メカニクスについてなるべく簡単に説明できたらと思いますのでお楽しみにお待ちください!
では、また!
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