筋収縮で使われる繊維数

身体づくりノート

今日のテーマは筋収縮!

 

コンセントリックとエキセントリック、筋収縮の違いで筋肉の活動がどう変わっていくのか解説していきます。

 

この話を理解できると同じトレーニングでもより効率的に筋肉に刺激を入れることができるようになります!

 

コンセントリックとエキセントリックで運動方向が違うのはなぜ?
①ジャンプ
跳び上がる時=コンセントリック
着地の時=エキセントリック
ジャンプをしている最中に自分の質量は変わらないので負荷は一定になっています。
では、なぜ同じように力を発揮しているのに運動の方向が上と下で逆になるのでしょうか?
②ダンベルカール
上げる時=コンセントリック
下げる時=エキセントリック
同じ速度で上げ下げすると上げ切ったところで逆再生になりますね。
同じように力を発揮しているのに全く逆の動きになっていますね。
筋繊維の違い
コンセントリックとエキセントリックでは動員される筋繊維の数が違ってきます。
例えば上げる時(=コンセントリック)では筋繊維100本中80本働いているとします。
逆に下げる時(=エキセントリック)では100本中40本しか働かないなどコンセントリックに比べてエキセントリックでは動員される筋繊維数が少なくなると言う特徴があります。
そこで思い出して欲しいのは運動の負荷は同じであると言うことです。
何が言いたいかというと、負荷が10kgだった時コンセントリックでは10kgを80本の筋肉で、エキセントリックでは10kgを40本で支えているのです。
つまり、
今回あげた例の場合には、筋繊維1本あたりにするとエキセントリックの方が2倍くらい負担がかかっていることになります。
実際に、筋繊維一本あたりの筋力ではエキセントリック(伸張性収縮)ではアイソメトリック(等尺性収縮)の1.5〜1.8倍の筋力が発揮されているとの報告もあります。
このように一見同じような運動をしているように見える筋肉ですが、中を見ると大きく違った働きをしていることがわかったかと思います。
今日紹介した収縮様式による筋力発揮の違いを使ってトレーニングをすると…
エキセントリックを強調することで同じトレーニングでも筋繊維一本に大きな負荷をかけることができる→トレーニング効果を上げることができるのです。

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