ふたつの準備運動〜ウォーミングアップ再考〜

身体づくりノート

今回のテーマはウォーミングアップ

 

今回はウォーミングアップの2つの目的について学ぶよ!

ウォーミングアップはめちゃくちゃ重要なんだよね。

その通り。

ウォーミングアップを適当にやっていてはパフォーマンスは上がってこないよ!

ただ、チームでやっているやつはマンネリ化しているような…

そうだね。

そこはコーチやトレーナー、指導者側の力量次第。

僕たちも学び続ける必要があるよね。

 

 

はじめに

 

ウォーミングアップには2つの大きな目的があります。

・精神的準備運動

・身体的準備運動

なんとなく名前から想像がつくかと思いますが、今回はこの二つについて解説していこうと思います。

 

精神的準備運動

 

精神的準備運動→最適な覚醒状態にする

 

W-Upの一般的な認知としては試合や練習に向けて身体をよりよい状態にしていくものだと考えられているかと思います。

残念ながら、それだけがW-Upの目的の全てではありません。

W-Upにはもう一つ大切な目的があります。

それは、精神的状態を良好にするというものです。

 

精神的に良好な状態とは?

覚醒状態を適切な状態に保つことです。

試合・練習前の選手の精神状態は緊張・不安・興奮などの要因により精神的に不安定な状態にあります。

例えば、こんな経験はないでしょうか?

最後の大会の1回表、自分が先頭バッターで打席に立った時緊張でガチガチになってしまい初球の甘いボールを打ち損じてしまった(または、反応できずに打てなかった)。

途中交代で、出番が回ってきた時に急なことだったため心の準備ができずに慌ててしまい普段ならしないようなミスをしてしまった。

これらは全て精神的に不安定だった事が原因です。

精神的に不安定な状態は自律神経に作用し覚醒状態に変化が生じます。

覚醒状態はパフォーマンスに大きく関わる部分です。

私の経験

私自身、現役時代には自覚なく覚醒状態をコントロールしていました。

と、いうのもネクストバッターサークルで心拍数を上昇させ、頭の中で良いイメージを連想しある程度興奮状態になれると打てる確率が高い。と言うことを自分の感覚的にわかっていたので調子の良い時や夏の大会にはこれを実行していました。

狙い通り心拍数が上がり、頭の中を良いイメージでいっぱいにできた時にはほとんど100%ヒットが打てていたように記憶しています。

このように精神状態(覚醒状態)はプレーやパフォーマンスに大きく関わってくるのです。

W-Upにはこの覚醒状態の適正化が求めらます。

 

身体的準備運動

身体的準備運動→生理学的反応を引き起こす

 

身体的な準備とは身体に生理学的反応を引き起こすことです。

生理学的反応と聞くと何だか難しいことを言っているように聞こえますがそんなことはありません。

W-Upを行うことで身体には様々な生理学的反応が起こります、

その主たるものが

身体が温まる=体温・筋温が上昇することです。

 

生理学的反応を引き起こすことで身体は運動に向けて最適な状態を作り出せます。

ウォームアップによって引き起こされる生理学的反応

・筋温の上昇

 

ウォームアップでは筋温(体温も含む)を上げることが大きな目的になります。筋温の上昇はパフォーマンス向上とも関係してきます。そのためウォームアップでは筋温が上昇するレベルの強度まで運動を行う必要があります。

 

パフォーマンス向上

 

効果的なウォームアップをデザインするとパフォーマンスが向上するとされています。

効果的なウォームアップなプログラムするには競技特異性に対してどのようにデザインするかが重要です。

 

野球に求められる要素

 

パフォーマンスを定義づけることは難しいですが野球においては投げる・打つ・走る・捕るの4つの動作に対して適切な身体活動を行うことが必要になってきます。

 

上記の4つの動作を可能にするためには可動性/筋出力/スピード/持久力といった機能が求められます。

ウォームアップでは、パフォーマンスを向上させるために可動性/筋出力/スピード/持久力の要素に対しプログラムを作成していく必要があります。

 

トレーナーやコーチは本来であればこのような基礎知識に基づいて選手の状態やレベルに合わせてウォーミングアップを作成していく必要があります。

 

私自身、可能な限り選手の能力に合わせ、野球に必要な要素を盛り込みながら楽しく実施できるギリギリのラインでウォーミングアップを作るよう心がけています。

 

また、選手に指導する際には動作のやり方を教えるのではなく、なぜこの動きをやるのかなぜ必要なのかを伝えるようにしています。そこから選手たちがどのような動き方にしたら良いか、自分達でチェックポイントを見つけながら実施するのが理想ですが中学生のレベルではなかなか難しいのが現実です。

 

思考や推論に関しても選手のレベルに合わせて我々指導者側のさらなる工夫や環境整理が必要ですね。

 

ウォーミングアップは作る側は考え抜いて作成する必要がありますし、やる側は作成者の意図を考えながらプレーにつながるように実行していく必要があります。

良いウォーミングアップでパフォーマンスを向上させていきましょう!!

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